Windows 10の更新というと、PCユーザーは常に「良い知らせと悪い知らせ」の両方を経験します。 ご存知ない方のために補足しますが、マイクロソフトはユーザーに対し、Windows10のMay 2019 Update(バージョン1903)でを実行する前に、問題が発生する可能性があると注意喚起を行いました。マイクロソフトによると、USB接続の外付けデバイスやSDカードが取り付けられていることによる「不適切なドライブの再割り当て」のせいで、更新プログラムがブロックされて完了できないかもしれないというのです。これは、多くの人に関わりのある話です。 それに、もしそれだけなら大丈夫だとしても、マイクロソフトはさらに、コンピュータ内のハードドライブにも問題が発生する可能性があると付け加えているのです。これが、悪い知らせなのです。 一方、良い知らせというのは、マイクロソフトが積極的に問題について知らせてくれるおかげで、アップデートを始める前に問題に備えることが可能になったことです。専門家全員が勧めるとおり、システムのアップデート前にバックアップを取って、データを守ればいいのです。 もし皆さんがWindows 7からアップグレードする35%の企業の1つであるとか、何らかのシステムアップデートを将来行おうとしているなら、通常のWindows 10の更新でもそれ以外でも、この先行うどのような変更に対しても次の7つのアドバイスを生かすことができます。 1. 1つテストケースを生成する。 環境全体の変更を開始する前に、まずはコンピュータを1つ選んでアップデートを実行し、何が起きるか見てみましょう。ここで問題が起きれば、解決するようにします。その経験を生かして、残りのアップグレードもスムーズに行うことができます。 2. 日数を確認する。 古いマシンと新しいソフトウェアの相性は良くないものです。もしPCの購入から3年以上経過しているなら、新しいソフトウェアがインストールされている新しいマシンへの買い替えを検討してください。最新のPCを購入すれば、その分アップデートもうまくいくようになります。 3. 先へ進むにはまずバックアップ。 ファイル、アプリケーション、システム、すべてをバックアップすることが、データ消失を防ぐ唯一の確実な手段です。バックアップがあれば、Microsoft Updateからも、自然災害からも、ハードウェアの故障からも、ヒューマンエラーからもデータは守られます。 思いがけないクラッシュで、コンピュータのファイルが損傷を受けたり削除されたりすることもありますから、ソフトウェアのアップグレード前は、特に積極的な行動が重要になります。 注意: 特にWindows 7からWindows 10にアップグレードする場合、問題が起きる可能性が高くなります。なぜなら、Windows 10のアップデートは、まったく新しいシステムの採用を要求してくるからです。そのため、インストールによって既存のユーザーデータやシステムのPreferences(お気に入り)がすべて消えてしまう可能性があります。ダウンタイムのリスクを最小限にするためにも、アップデート前のバックアップは非常に重要です。 4. バックアップソリューションでは必ずディスクイメージング技術を利用する。 PCで毎日使用しているのは、ファイルやフォルダ、アプリケーションばかりではありません。データを完全に復元するには、フルイメージバックアップ、つまりデータと構造情報の両方を含む、ハードドライブの中身すべての全体像が必要になります。ディスクイメージを利用したバックアップソリューションなら、コンピュータを前と同じ完全な状態に戻すのに必要なすべてが手に入ります。 プロから個人ユーザーへのアドバイス: 個人ユーザーにはAcronis True Imageがお勧めです。このネーミングは、ずばり機能の特徴を表しています。当ソリューションはディスクイメージング技術を搭載。仕事で使用することで、データの消失を防ぐことができます。 プロから企業ユーザーへのヒント: 多数のPCをアップデートする必要がある企業ユーザーは、Acronis Snap Deployを使用して自分のWindows 10構成のマスターイメージを複数マシンに1度にデプロイすれば、時間と労力とお金を節約することができます。こちらから無料試用版をお試しください。そのあとは、Acronis Backupを使用して、アップデートされたマシンすべてにあるデータを守ることができます。 5. すべてのデータをバックアップする。バックアッププランを立てるとき、普段は気にもとめない大切な荷物のことも忘れないようにしましょう。ごみ箱、デスクトップフォルダー、一時ファイル、さらにAcer、Asus、Dell、HP、IBMマシン内にある隠しパーティションなど、普段は目には見えませんが、PCを以前のように回復させるのに役立つコンポーネントですので、バックアップを考える際には見落とさないように気をつけましょう。 6. 常に3-2-1のバックアップルールを忘れずに。この基本ルールは、バックアッププランを確実に行えるようにし、多くの心労からあなたを救ってくれます。 データのコピーは3つ作り、少なくとも2つのタイプのストレージメディアにコピーを保存します。そして、コピーの1つは必ずオフサイトに保存するようにしましょう(例:クラウド)。 7. 念のために古いバックアップも残しておく。 申請後も数年は納税申告書を残しておくのと同様に、古いバックアップを残しておくのは重要です。これらのコピーがあれば、データ消失に対する防御レベルを高めることができます。仕事のファイルをバックアップしておけば、法的要件や業界における要件も満たすことができます。 最後に 仕事でも遊びでもデータに依存している昨今、データ消失の回避が重要なのは誰の目にも明らかです。May 2019 Updateの問題について、マイクロソフトが積極的に行動したことは、潜在的な問題についてユーザーに知らせることができた点で有益ですが、積極的にサイバープロテクション 戦略を立てるかどうかは、ユーザー次第です。 定期的に自動で行われるバックアップは、衝撃的なデータ消失を防ぐうえで大いに役立ちます。アクロニスの個人ユーザー向けおよび企業ユーザー向けソリューションは、使いやすく、なおかつ効率的でセキュアなため、たとえデータ消失に見舞われても、常に必要なものを素早く回復させることができます。
アクロニスについて
アクロニスは2003年にシンガポールで設立されたスイス企業です。アクロニスは、世界15か所のオフィスと50カ国以上で拠点を擁しており、Acronis Cyber Protectソリューションは150カ国に26言語で提供され、2万社を超えるサービスプロバイダーで利用されており75万社を超える企業を保護しています。